神奈川県相模原市当麻1572  『飄禄玉(ひょうろくだま)』


今日は実家に顔出し。珍しく今回は実家に泊まることになり、久しぶりにこちらのお店に食べに来ることに。久しぶりと書いたが本当に久しぶりで、おそらく20年以上来ていなかったのではないだろうか。
この店は知る人ぞ知る川魚の名店。そしてなんとおいらの中学の同級生の実家のお店でもある。
本人とは中学卒業以来会っていない。奴は後を継いだのだろうか…非常に気になりながらも懐かしいお店に足を運んだ。


そして店に到着。

ちょっとテンションが上がる。何十年前に食べたかも知れないが、ここのますのからあげの美味さは舌が覚えている。
そして注文は定番の「ますのからあげ」、「ますずし」、「こいのあらい」、「むぎとろめし」、そしてビール。ここのますのからあげを食べながらビールを飲めないなんてぇのはあり得ないので、今回はかみさんに泣いて貰い帰りの運転を頼んでそれ以外の面子はビールを楽しむ(^^;
まずはやっぱりからあげ。

う〜ん、美味そう(^^;
これにはタップリの大根下ろしが添えられており、これをタップリと乗せてかぶりつくのが正しい食べ方。

こんな感じでタップリと乗せて醤油をザッとかけてかぶりつく。そしてビールを喉に流し込む。

堪りません。カリカリサクサクに揚げられていて、身はホクホク、骨は柔らかい。絶妙な揚げ加減。不味いわけがない!これを丁寧に骨から身を外して…なんて食べ方をすると美味しさも半減するので、間違ってもそんな食べ方はせずに、頭からかぶりついて下さい(^^


そして、次はこいのあらいと麦飯。

何とも綺麗な鯉の身なんだろう。食べるとコリコリとした食感に近い歯触り。泥臭さは全くなく何とも繊細な味わい。酢味噌のちょっと辛目なピリッとした刺激が食欲をそそる。
とろろにはアオノリが混ぜられており、歯ごたえのある麦飯にトロッとかけると磯の香りがプーンと香り立つ。このとろろとアオノリの組み合わせは人によって好みの分かれるところかも知れない。


そして、ますずし。

珍しい球体のシャリに大きく切られたますの身。ますは強めの酢で締められており、噛みしめるうちに脂と旨みが滲み出てくる。これも絶品(^^;

結構一つ一つのボリュームがあり、食べ応えがある。山葵醤油で食べるとかなり恍惚としてしまう(笑)
久しぶりに来たわけだが、記憶通りの味わいだった。
帰りの精算の時に、お袋さん(たぶん)に同級生だった旨を伝えると本人を呼んでくれた。何とも板前らしい精悍な様相に変わった同級生。こちらの名前を告げても記憶が曖昧な様子(^^;
まあ、無理もないか…(笑)
また、その内素晴らしい味を堪能しに行きます。その時に思い出してくれれば嬉しいが…